2019年9月9日午前3時前に、台風第15号は三浦半島付近を通過して東京湾を進み、午前5時前に強い勢力で千葉市付近に上陸しました。千葉特別地域気象観測所で最大瞬間風速57.5m/sを記録するなど、これまでにない強風が各地で吹きました。強風被害は、千葉県を中心に、東京都島嶼部、神奈川県三浦半島、静岡県伊豆半島など広範囲で発生しました。
 被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災された皆様のご心労、ご苦労を心配しますとともに、被災地の一日も早い復旧を願っております。
 日本風工学会では風災害研究会のメンバーが発生翌日から被害状況の把握を目的として、現地調査を実施しました。日本風工学会では、台風や竜巻等強風災害の低減を目指し、さまざまな調査・研究活動、社会啓発活動を行っています。今後も強風被害低減と安全・安心な社会を目指して一層努力していく所存です。

2019年9月12日
一般社団法人 日本風工学会 会長 奥田泰雄