日本風工学会 第25期会長 八木 知己 |
|
このたび日本風工学会の第8期(通算25期)の会長を拝命いたしました京都大学の八木知己と申します。奥田泰雄前会長(当時:建築研究所、現:摂南大学)の後を引き継ぎ、今期の理事の皆様方をはじめ、会員の皆様と共に、日本風工学会の発展に尽くしたいと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。 初めてホームページをご覧になる方に向けて、簡単に本会の説明をいたします。まず「風工学」は「かぜこうがく」と読みます。1976年に本会の前身となる研究会が立ち上がり、約50年にわたり国内のみならず世界の風工学の研究をリードしてきた学術団体です。当初からのテーマである建築物や長大橋梁の耐風性に関する研究を中心に、風環境、風災害、風力エネルギー、気候変動といった幅広い研究分野を対象とした学際的な学問分野となっております。 |
|
近年、その活動分野が益々多岐にわたっていることから、本会では風工学という学問分野を次のように再定義いたしました。「人間の活動とそれらを取り巻く様々なスケールの空気の流れの相互作用を理解し、人と風の関わり方を追求する学問」です。さらに、本会のミッションとビジョンも作成し、活動指針を定めました。下記のWEBページをご覧ください。
もし、ご興味を持たれましたら、是非ともご入会をご検討ください。ご一緒に、風工学の研究をいたしましょう。 今期の活動指針につきましては、本会会誌2024年7月号の巻頭言で述べた通りですが、どの学協会も抱えている問題として会員の減少がございます。その中で、日本の風工学研究の国際的なプレゼンスを高めること、会員同士のより活発な情報交換の場の提供、新しい研究分野の開拓、運営組織のコンパクト化等を図っていきたいと考えております。何卒ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 |