日本風工学会では,特に顕著な貢献をした会員,または優れた研究業績を挙げた会員,及び風工学の発展に著しく寄与した団体を表彰しています。
本年度の日本風工学会 学会賞等の候補の募集案内を以下に示します。たくさんのご応募をお待ちしております。
応募書類(zip形式)
2024年度 日本風工学会 学会賞等の候補の募集について
表彰委員会
日本風工学会表彰規程に基づき,日本風工学会 学会賞をはじめとする7つの賞の候補を募集いたします。下の募集要項をご参照のうえ,提出期限必着で,電子メールまたは郵送にて,各種説明書,候補者推薦書および審査に必要な資料をご提出くださいますようお願いいたします。
奮ってご応募頂きたく,ご案内申し上げます。
「賞の種類」
1.日本風工学会 学会賞(功績賞)
2・日本風工学会 学会賞(論文賞)
3.日本風工学会 ベストペーパー賞
4.日本風工学会 研究奨励賞
5.日本風工学会 技術開発賞
6.日本風工学会 デザイン賞
7.日本風工学会 出版賞
1.応募書類
候補者推薦書等の応募書類の様式は,日本風工学会のホームページに掲載されているものをお使いください。原則として応募書類は返却いたしません。
2.応募書類の提出期限
2025年1月31日(金)必着
3.応募書類の提出先
・電子メールの場合
日本風工学会 表彰委員会
E-mail:matsui☆arch.t-kougei.ac.jp (☆を@に変換してください)
電子メールでの応募における注意点
応募書類としてPDFファイルを添付して下さい。
電子メールの件名に必ず「日本風工学会○○○賞応募」等の記載をして下さい。
添付ファイルのサイズが大きい場合,ファイル転送サービス等をご利用頂いても結構です。
・郵送の場合
〒243-0297 神奈川県厚木市飯山南5-45-1
東京工芸大学 松井 正宏 気付
一般社団法人日本風工学会 表彰委員会
4.応募書類の受理確認
応募書類を受理した後、応募者に受理した旨をお伝えいたします。1週間以内に、通知がない場合には、お問い合わせください。
5.応募に関する問合せ先
東京工芸大学 松井 正宏
E-mail: matsui☆arch.t-kougei.ac.jp (☆を@に変換してください)
〒243-0297 神奈川県厚木市飯山南5-45-1
2024年度 日本風工学会 学会賞等募集要項
応募および推薦にあたっては,候補者全員ならびに,対象業績に主として関与した関係者の了解を得るものとする。
1. 日本風工学会 学会賞(功績賞)
(1) 候補者
正会員。ただし,すでに日本風工学会賞(功績賞)を受けたことのある者を除く。
(2) 候補対象
候補対象は,日本風工学会および風工学の発展に関する顕著な功績をなしたと認められる者で,会員が推薦あるいは応募するもの。
(3) 推薦手続き
候補功績説明書,候補者推薦書,各1部を提出する。
2. 日本風工学会 学会賞(論文賞)
(1) 候補者
正会員。ただし,すでに日本風工学会賞(論文賞)を受けたことのある者を除く。
(2) 候補対象
候補対象は,原則として2022年1月1日から2024年12月31日までに日本風工学会論文集等に発表された,風工学に関する独創的で優れた単編又は同一の問題に関する一連の論文により,風工学における学術・技術の進歩発展に顕著な貢献をなしたと認められる者で,会員が推薦あるいは応募するもの。
(3) 推薦・応募手続き
候補論文要旨説明書,候補者推薦書,候補論文(コピー可),各1部を提出する。
3. 日本風工学会 ベストペーパー賞
(1) 候補論文
候補論文は,2024年1月1日から2024年12月31日までに日本風工学会論文集およびJournal of Wind Engineering and Industrial Aerodynamicsに発表された,風工学に関する独創的で優れた単編の論文および研究報告で,会員が推薦あるいは応募するもの。
(2) 候補者
候補論文の著者。第一著者は正会員もしくは学生会員であること。
(3) 推薦・応募手続き
候補論文要旨説明書,候補者推薦書,候補論文(コピー可),各1部を提出する。
4. 日本風工学会 研究奨励賞
(1) 候補者
正会員もしくは学生会員であって,2025年3月31日をもって満40歳未満の者。ただし,すでに日本風工学会 研究奨励賞を受けたことのある者および日本風工学会 学会賞(論文賞)を受けたことのある者を除く。
(2) 候補対象
候補対象は,原則として2022年1月1日から2024年12月31日までに発表された,風工学に関する独創性・萌芽性・将来性に富む論文により,風工学における学術・技術の進歩発展に寄与すると認められる者で,会員が推薦あるいは応募するもの。
(3) 推薦・応募手続き
候補論文要旨説明書,候補者推薦書,候補論文(コピー可),各1部を提出する。
5. 日本風工学会 技術開発賞
(1) 候補者
正会員および賛助会員。ただし,特に必要と認められた場合,表彰委員会および理事会の審議を経て,上記会員外の個人および団体も授賞候補者に選ぶことができる。
(2) 候補対象
候補対象は,風工学に関する実験,施工,その他において,新しい視野,アイデアを与え,創意工夫に富む優れた技術により,社会貢献ならびに風工学の発展に顕著な貢献をなしたと認められる者で,会員が推薦あるいは応募するもの。
(3) 推薦・応募手続き
候補技術説明書,候補者推薦書,開発技術の内容を説明できる資料(コピー可),各1部を提出する。
6. 日本風工学会 デザイン賞
(1) 候補者
個人および団体。
(2) 候補対象
候補対象は,風への対応をモチーフコンセプトとした建築物,構造物,輸送機械等にあって,優れてデザイン性の高い作品で,会員が推薦あるいは応募するもの。※その特徴的なデザインを実現するために風への対応や風工学的な工夫がなされた建築物,構造物,輸送機械等も候補対象とする。
(3) 推薦・応募手続き
候補デザイン説明書,候補者推薦書,候補デザインの内容を説明できる資料(コピー可),各1部を提出する。
7. 日本風工学会 出版賞
(1) 候補者
個人および団体。
(2) 候補対象
候補対象は,原則として2022年1月1日から2024年12月31日までに出版された風工学の振興と発展に顕著な貢献をした出版物等で,会員が推薦あるいは応募するもの。
(3) 推薦・応募手続き
候補出版物等説明書,候補者推薦書,出版物等,各1部を提出する。
立川奨励金について
故・立川正夫先生(鹿児島大学)が,強風災害における飛散物の影響の重要性にいち早く着目し,1980年代に精力的な研究をされ,飛散物の軌跡を規定する代表的な無次元数(飛散物の重さに対する空気力の比)を見いだされたことはよく知られている。この無次元数を Tachikawa Number (立川数) Ta と呼ぶことが ,2007年の国際風工学会・総会(オーストラリア・ケアンズ)において正式に承認され,風工学分野では Scruton数,Jensen数に続いて3つめの人名を冠する無次元数となった。この立川奨励金は,若手の研究助成のために立川倶子令夫人から寄せられたご寄付によるもので,日本風工学会研究奨励賞の副賞として金一封が贈られる。