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風環境評価研究会

「風環境評価研究会」の発足

 日本風工学会の風環境評価研究会は平成14年10月に設置され、当初、気象、交通、土木、建設工事、ビル風などの様々な分野における風環境問題について現状及び規制・基準等の文献調査等を進めてきました。これらの成果は、平成16年度の日本風工学会の年次大会で「風工学諸分野における風環境評価の現状と課題」と題して発表しました。この年次大会では、法曹界の専門家から風環境評価基準の科学性、明確性等についてより一層の充実を期待する要望も出されました。本研究会では、こうした課題に対して、研究者間の合意を得て、適切な風環境評価を行うための情報を整理し、社会に発信することによって、都市の風環境に対する正しい理解を得たいと考え、その後は、ビル風の課題に絞って検討を進めてきました。


風環境フォーラム「風環境(ビル風)評価の現状と課題」 報告

主催:日本風工学会 風環境評価研究会 
日時:2005年3月1日(火) 13:00~17:30
会場:日本大学理工学部駿河台キャンパス1号館2階121号会議室

開催主旨:
 ビル風害は、1970年代の都心の高層ビル建設に伴って社会問題化しましたが、その後の様々な研究によりその予測・評価方法が確立されてきました。しかし最近では、高層化したマンション建設に伴う風害の問題が全国各地で起きており、時には訴訟にいたる場合もみられます。また、各地での風環境問題には生活環境や地域性の違いに応じた新たな評価方法の確立も求められています。
 本研究会では、既存の風環境評価指標の運用面での不明確な部分が、時には専門家の間ですら混乱を生じている点に注目しました。主たる検討課題には、風環境の予測に大きな影響を与える気象データの問題、日最大瞬間風速に基づく風環境評価を行う場合に用いるガストファクターの問題、そして、これらが風環境評価結果にどのような'ばらつき'として影響を与えるかなどがありました。これらの問題は、これまでの風洞実験による予測や最近の数値シミュレーションによる予測にも共通の課題でもあります。
 本フォーラムは、本研究会での討議内容を基に、研究者、行政、一般市民、デベロッパー、設計者の方々と情報や意見の交換を行い、これからの市街地風環境評価のあり方を探る目的として開催したものです。

概要報告:
 参加者は講演者を含めて約125名と盛況でありました。ご参加頂いた方、ありがとうございました。
 当日のアンケート結果はこちらをご覧下さい。
 なおテキストに一部誤りがありました。正誤表がこちらにございますので、よろしくお願い致します。

なおテキストにつきましては、ご希望がある場合は実費にて配布いたします。下記宛てにご連絡ください。

問い合わせ先:研究会幹事 富永禎秀(新潟工科大学建築学科)
           E-mail : wind_envjawe.jp

<テキスト目次>

  1. フォーラム開催にあたって
  2. ビル風問題の変遷
    2.1 風環境評価の現状と課題
    2.2 裁判に見る風環境問題
  3. 風環境の評価と対策
    3.1 風環境評価尺度
    3.2 風環境評価の地域性・温熱感との関係
    3.3 都市温熱環境からみた風
    3.4 風環境の対策・制御
  4. 風環境の調査方法
    4.1 基準とする風速データの整備に関して
    4.2 風洞実験法・計測法
    4.3 流体数値解析による風環境予測の現状・課題
    4.4 風環境評価の"ばらつき"に関する考察
    4.5 天気予報技術を利用した風環境評価手法の提案

資料編
   1) ビル風に関するQ&A
   2) ビル風の基礎知識
   3) まちづくりからみた風環境問題
   4) 自治体の風環境調査に関する指導要綱等
   5) 防風植栽の具体例

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賛助会員

風工学用語データベース

1989年の風工学会誌第40号に掲載された風用語集が作成されてから20年以上が経過しており,その間に新たな解析手法, 計測手法などが用いられるようになっている。

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